一般歯科とは?
一般歯科とは、虫歯や歯周病治療、入れ歯(義歯)の作製、小児歯科など一般的な歯科治療です。保険の適用範囲内で治療が行われることが多いため、保険診療を一般歯科と呼ぶ人もいます。
歯科の治療は大きく分けて3つのステージに分けられると考えられます。より良い治療のために、森歯科では以下のステップを一つずつ丁寧に進めていきます。
1.病気の原因を取り除くこと
虫歯や歯周病など、お口の中のトラブルの多くは細菌感染によって生じます。歯科治療では、まず初めにこうした病気の原因を取り除く必要があります。
細菌感染を除去するための治療
2.お口本来の機能を取り戻すこと
病気の原因を取り除くことができたら、次のステージとして歯や歯茎、お口全体を「噛める」状態に戻す必要があります。
お口の機能回復のための治療
補綴(ほてつ)治療 | クラウン |
---|---|
ブリッジ |
|
部分入れ歯 | |
総入れ歯 | |
インプラント |
3.定期検診で健康な状態を維持すること
私たちは治療のゴールとして、きちんと噛めるだけでなく、その状態が「長く維持できる」ことも非常に重要なことだと考えています。
ですから森歯科では、患者様一人ひとりの状態に合わせたできるだけ長持ちする治療を心がけています。
また、治療が終わった後には皆様に「定期検診」をお勧めしています。詰め物・被せ物を長持ちさせたり、新たな虫歯・歯周病を防ぐためにも、当院では全ての患者様にお口の健康維持を推奨しています。
健康維持のための治療
虫歯治療
虫歯は、ある日いきなり歯に大きな穴が開くわけではありません。自覚症状が無い初期虫歯から少しずつ進行していくのです。
虫歯のステージは一般的にC0~C4の5段階に分けられ、ステージごとで必要な治療が異なります。Cとは、カリエス(虫歯)の頭文字を意味しています。
虫歯になるメカニズム
歯はどのようにして虫歯になってしまうのでしょうか? お口の中にはミュータンス菌という虫歯菌がいます。 虫歯菌は食べ物の糖を分解して歯垢(プラーク)をつくります。 歯に付着したプラークをすみかにして虫歯菌が増えていきます。お口の中で増えた虫歯菌は糖から酸を作り出します。 虫歯菌が作り出した酸によって歯が溶けていきます。これが虫歯の始まりです。 このまま放っておくと虫歯はどんどん進行してしまいす。
C0のようにごく初期の虫歯であればフッ素の塗布などで進行を防ぐことができ、歯を削る必要はありません。しかし、虫歯が進行すると歯の表面から穴が開き、次第に歯の内側まで広がっていきます。この段階では、虫歯の部分をしっかり除去し、削った部分を詰め物や被せもので補う治療が必要になります。
虫歯の治療方法「インレー」「クラウン」とは?
虫歯を削った部分の修復治療にはインレーまたはクラウンを用います。
インレー(つめ物)
比較的小さな虫歯の場合に行います。悪いところだけを部分的に削って詰める治療方法です。
クラウン(被せもの)
大きな虫歯で根っこの治療などを行った場合には歯をすっぽり覆って被せるのが「クラウン(被せもの)」治療です。
森歯科では、必要以上に歯を削りません。
虫歯治療は簡単と思っておられる方も多いと思います。ところが、虫歯を完全に取り切って、そして再発しないように、丁寧かつ精密に詰めたり、かぶせたりするのは難しく、歯科医師の勉強と、治療時間が必要です。 私どもは、豊富な知識と、丁寧で時間をかけて虫歯治療を行っております。もちろん保険診療でも同じです。
森歯科の虫歯治療の特徴
- むし歯を確実に取り、絶対に取り残さない
- 治療した歯が再びむし歯にならないよう特別に配慮している。
また、森歯科では痛みの少ない治療を心掛けています。酔液ゆっくりと少しずつ入れることができ、針も極細のものを使用していますので痛みを感じにくくなります。
歯医者が苦手で歯の痛みを我慢してしまっている、歯科へ行くと緊張してしまうという方はぜひご相談ください。
歯周病治療
日本人が歯を失う原因の第一位は歯周病です。
歯周病は、日本の成人の約80%が患っていると言われている、とても身近なお口の病気です。痛みなどの自覚症状がほとんどないため、知らないうちに進行していきます。「なんだが歯がグラグラするな…」と気づいたころには、歯が抜け落ちる寸前の状態ということも多々あります。
また、歯周病はお口の中だけではなく、糖尿病や心臓病などの全身疾患や、妊婦さんの早産、低体重児にも深く関連しています。歯を失うと、噛む力が減りますので、色んな弊害がおこってくるのです。
歯を失うと起こる弊害
- 脳への刺激が減る(認知症との関連性)
- 噛む力が減り、食べ物の消化が悪く胃に負担をかける
- 噛めないと唾液の量が減り、口の中の細菌が増殖する、口臭が強くなる
- 食べ物を飲み込むことが多くなり、血糖値も上がりやすい、糖尿病になりやすい
- よく噛めないので、ほっぺたやアゴの筋肉が衰えてしまう
お口の健康はもちろん、全身の健康を守るためにも、歯科医院での検査、歯周病菌や歯石の除去を定期的に行い、生活習慣を改善していきましょう。
全ての患者様に歯周病の検査をお勧めしています
歯周病は自覚症状がない病気だからこそ、森歯科ではすべての患者様に歯周病検査をお勧めしています。歯ぐきや骨の状況を検査し、歯周病治療が必要かどうか診断を行います。初期や中等度の歯周病なら殆んどの場合きれいに治りますし、歯周組織の健康は、虫歯治療の精度にも関わります。建築物で例えるなら歯周組織(歯ぐき・歯槽骨など)は「基礎」にあたります。基礎が安定していなければ、どんなに豪華な建物を建てても崩れてしまうのです。
良い状態を保つための定期検診(メインテナンス)
歯周病治療が終わったら、その良い状態をキープすることが非常に大事になります。良い状態をキープすることは決して難しくありません。非常に効果の高い定期検診(メインテナンス)を行っております。 定期検診にお越し頂いている方は歯を失う確率が大幅に下がることもデータで証明されております。
入れ歯(義歯)
保険適用の入れ歯と保険適用外の入れ歯があります。
保険診療の特長としては、費用負担が少ないことが挙げられます。自由診療の特長は、主に入れ歯の材料と治療方法の選択肢が広がることが挙げられます。どちらが適しているかは、患者様一人ひとりによって異なります。合わない入れ歯を使い続けることや、歯を抜けたままにしておくことは、あなたのお口にとって良いことではありません。ストレスのない入れ歯治療についても常に勉強をしておりますので、入れ歯に関してどんなささいなことでもお気軽にご相談下さい。
部分入れ歯
部分入れ歯は歯を失った本数少ない場合に使用します。クラスプを支えとなる歯にひっかけて固定します。
総入れ歯
総入れ歯は自分の歯が全てない場合に使用します。
小児歯科
子供の歯は、なぜ虫歯になりやすいのか?
歯の表面はエナメル質という組織でできています。乳歯や生え変わったばかりの永久歯はエナメル質が薄いので、大人の永久歯よりも酸の影響を受けやすくなっていて虫歯になりやすく、虫歯の進行も早いです。
虫歯ではないのに歯が溶ける?「酸蝕歯(さんしょくし)」とは
虫歯は 虫歯菌が出す”酸”が歯を溶かてしまい虫歯になりますが、虫歯菌が出す酸以外でも酸性の食べ物や飲み物でも歯が溶けるということをご存知でしょうか? 歯が溶けてしまった状態を「酸蝕歯(さんしょくし)」と言います。私たちが普段口にするものには酸を含むものがたくさんあります。その酸が歯に触れている時間が長いと歯が溶けてしまいます。
酸蝕歯になりやすい酸性の強い飲食物
コーラなどの炭酸飲料、レモンなどの柑橘類、お酢、スポーツドリンク、ワイン、ドレッシングなど... どれも普段からよく口にするものばかりですね。
歯がしみたり、歯が少し透けてきたり、歯の噛みあわせの部分のでこぼこが平らになってきたりしていたら酸蝕歯の可能性があり要注意です。
歯が溶けてしまうと元に戻ることはありません。虫歯と同様にレジンなどを用いた治療が必要になります。酸蝕歯を防ぐには予防が大切です。酸の強い飲食物を頻繁に摂る方は習慣を見直しましょう。また寝ている間は唾液が少なくなり、口の中が中性に戻りにくくなりますので虫歯や酸蝕歯のリスクが高くなります。夕食後や就寝前には酸性のものは摂ったときにはお水を飲んだり、うがいをしてから寝るようにしましょう。
健康な歯を作るために
森歯科では、お子さまの健康な歯を作るために虫歯の予防や正しいホームケアの指導、フッ素の塗布などを行っています。生涯健康な歯で過ごすために子どもの時期から予防・早期発見をしていくことがとても大切です。子どもの歯は虫歯になりやすいので定期的に検診を受け、生活習慣や飲食物などについてもチェックしていくことが大切です。当院では、お子さまにも、大人と同じようにお口全体の検査を行い、リスクがないかしっかり管理していきます。
定期検診を推奨しています
歯の痛みや自覚症状がない場合でも、予防のために定期的な検診をおすすめしております。
森歯科では、定期検診や歯のクリーニングも行っております。虫歯や歯周病の治療が終わった方はもちろん、「最近歯医者へ行っていないな」という方も、年に1度は検診を受診して、お口全体の検査を受けることをお勧めします。
お口のお困りごと、一般歯科治療は森歯科にお任せください
早期発見・早期治療のため定期的な検診を行っております。
当院では患者さんのお気持ちをくみ取った、真に患者さんの為になる診療を心がけております。患者さんにとりましては、今まで歯科医院で嫌な思いをした方もおられると思います。そういう方のお気持ちも全てくみとった治療をすることが目標です。また、治療の内容を詳しくご説明し、必ずご納得頂いてから診療に入ります。
「歯医者に行くのが怖い・・・」「痛いのが苦手・・・」という方は子どもだけでなく大人もたくさんおられます。歯医者が苦手で歯の痛みを我慢してしまっている、という方はぜひご相談ください。それぞれの診療の特長をわかりやすくご説明いたしますので、気になる方はお気軽にスタッフまでお尋ねください。
一般歯科メニュー
ご覧になりたい診療科目をクリックすると、詳しいページに移動します。